顎が動かない、
食べ物が噛みにくいなどの症状がある。
思い通りに顎が動かない、物がかみにくい、口が開かないなどの症状がある顎関節症。
原因は明らかではありませんが、ストレス、歯ぎしり、噛みあわせなどが考えられています。
治療としては、鎮痛剤などの投与、マッサージ、歯ぎしりや姿勢の改善などの生活指導、マウスピースの装着などを行います。
口の中の粘膜に肉眼で変化が確認できる疾患(口唇炎、口角炎、炎症性角化症、アフタなど)を総称して、口腔粘膜疾患といいます。
また貧血・糖尿病・消化器疾患・代謝障害・アレルギー疾患などの全身疾患の兆候として、口の中の粘膜に先に現れることもあります。
口腔粘膜疾患でも多く見られるのが、口内炎です。
カタル性口内炎、アフタ性口内炎、潰瘍性口内炎など、種類がありますが、一般に口内炎とはアフタ性口内炎を指すことが多いようです。
原因としては鉄分やビタミンの不足、ストレス、睡眠不足、歯ブラシなどの刺激による外傷、唾液の不足、口腔内の不衛生などが挙げられます。
治療はうがい薬などで自然に治る場合や、ビタミン剤、また抗生物質やステロイド剤、さらに免疫抑制剤の全身投与などで治る場合など様々です。
炎症には膿瘍(のうよう)、顎骨炎(がっこつえん)、歯性上顎洞炎(しせいじょうがくどうえん)などがあります。
いずれもムシ歯や歯周病が原因で起きる炎症です。
交通事故や転倒、転落、スポーツによるケガなどで、外傷はあごや顔面の骨折や歯の損傷、軟組織の外傷などがあります。
歯の場合は歯髄(神経)の壊死などが見られることもあり、その場合は根管治療も必要になります。
軟組織の外傷は細菌の感染の予防のために抗菌薬などを処方することもあります。