歯を失った場合、咬む機能を回復させるのに行うのが『義歯（入れ歯）』です。比較的早期に装着出来、一気に咬合せを回復できます。ブリッジのようにたくさん周りの歯を加工せずに装着できます。しかし、お口の環境や材質による違いがはっきり出てしまうのも事実です。特に保険適用で使われる鉤（金属製バネ）は、歯を痛め易いので注意が必要です。保険適用の義歯は安価ですので今まで多くの方に選ばれてきましたが、使用できる材質に限りがあるため装着感、咬み具合、見た目に問題が生じる事が有るようです。また、保険のルールで新しい義歯は、一度作成したら半年間は作り直し出来ません。一方自由診療の義歯は材質、種類、デザイン、アタッチメントなど自由に出来るためお口の環境に合わせた義歯を提供できるでしょう。

初めて義歯を装着される方は、可能なら一度保険適用義歯でお口の環境を整えてから、自由診療の義歯へステップアップされると更に違いがお分かりになると思います。

保険適用と適用外では、どこが違うのでしょう？

🌺 金属床義歯 (コバルトクロム材、チタン材、ゴールド材、メッシュ材) 自由診療適用（15万円～)

• コバルトクロム材義歯：フレームは薄くても強度があり設計の自由度が高いためよりお口の環境に合わせた義歯が作成できます。当院でもよく指名されていますので安心してお薦めできます。
  
• チタン材金属床：より軽い義歯をご希望なら。
  
• ゴールド材金属床：安定と豪華性なら。
  
• メッシュ材金属床：唾液の少ない方はお試しください。
  

🌺 マグネット性アタッチメント義歯　自由診療適用 (一ヶ所5万円～)

金属床義歯、ノンクラスプ義歯、レジン床義歯の支台として当院ではよく使用されています。
金属製バネ（クラスプ）に耐えられない歯牙にお薦めです。
ただし、ＭＲＩに対して注意事項がありますのでよくご相談ください。

🌺 ノンクラスプ義歯 (金属性バネのない義歯)　自由診療適用（10万円～)

金属性バネが無いので見栄え重視。薄く、軽く歯肉粘膜に密着しているので食べかすが入り難い。
しかい、耐久性が低いため５年位で再作成をお考えください。

🌺 レジン床義歯

• 保険適用：一般的な義歯、設計自由度が低く割れやすいので厚くなってしまう。
  初めて義歯を使用される方にお薦めです。
• 自由診療適用：顎の骨の吸収が激しく入れ歯がしっかり入らない方にお薦め。